当院で行っているアレルギー性鼻炎に対するレーザー治療の症例です。
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当院で行っているアレルギー性鼻炎に対するレーザー治療の症例です。
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写真の右側が左鼻、左側が右鼻(正面から見たイメージです)。
通年性のアレルギー性鼻炎の症例で、鼻づまりが強く、1年中内服薬と点鼻薬が手放せない状況でした。レーザー治療の適応があると考え、レーザーを用いた鼻腔粘膜焼灼術を施行しました。
手術は麻酔薬等をしみ込ませたガーゼを鼻内に30分弱入れて(麻酔と視野の確保が目的です)、レーザーを用い片鼻5分ずつ位、両側約10分弱で手術は終了します。痛みはそれほどでもないのですが必要に応じて麻酔を追加します。通常はガーゼ麻酔のみで大丈夫です。この症例写真をみてお分かりのように、出血はほとんどありません。状況にもよりますが、術当日から通常の生活(仕事、入浴等)が可能です。
術後1~2週間位は一時的に粘膜の腫脹と茄皮形成がみられ、鼻症状が悪化することがあります。この症例でも、術直後と比べて、粘膜の腫れとただれが少し見られます。通常効果判定は術後1ヶ月をめどに行います。それまでは週に一度程度鼻の掃除に来ることが望ましいと考えます。
手術の前は点鼻薬が手放せなかったのが、この時点では薬なしで日常生活を過ごしています。ただ、レーザー治療は万能ではなく再発するという欠点があります。症例によりますが2年くらいである程度以前の状態に戻るケースもみられます。複数回行うことも可能です。
費用は手術のみの費用は8,730円です。その他に診療費、検査、薬剤の費用等かかりますが、初診時に手術の適応があり、手術、1ヶ月後までの処置を含めて1万数千円が目安となります。
もちろん状況によっては前後するので詳しいことは診察時にご相談ください。